黄泉のツガイ・荒川弘 登場人物・キャラクター

黄泉のツガイ 登場人物・キャラクター ネタバレ

月刊少年ガンガンで人気連載中の「黄泉のツガイ」。作者は「鋼の錬金術師」や「銀のさじ」など名作漫画を描いた荒川弘さん。
「黄泉のツガイ」は、「鋼の錬金術師」に負けず劣らず、ストーリーはもちろんの事、出てくるキャラクター達がとても魅力的。クセが強くって!
しかも、「黄泉のツガイ」は、魅力的な登場人物・キャラクターが多種多様登場する。
本当に、「多種」「多様」で普通の人は出てこない。人気連載中ということで話は続き、それに伴って魅力的なクセの強い登場人物・キャラクターはまだまだ増えていきそうな感じ。
そんなこんなで、「黄泉のツガイ」単行本第6巻までの背景を踏まえ、主な登場人物・キャラクターを簡単にまとめてみた。

夜と昼を別つ子

黄泉のツガイの中心となる登場人物の総称。
「夜と昼を別つ子」とは、とある山奥にある東村で、同じ日に日の出を境に生まれた男女の双子のこと。夜と昼を別つ子が生まれた時代は「世が割れる」と言われている。この双子は「解」と「封」と呼ばれる不思議な力を持ち、その力を利用したい組織から狙われる宿命を持つ。「解」と「封」の力を手に入れる為には、一度死ぬ必要があるが、生き返る保証はない。
黄泉のツガイの物語は、ユルとアサが「夜と昼を分つ子」であり、そのために命を狙われることから始まる。

ユル

主人公の少年。16歳。狩猟で生活をしていた。弓の腕は一級品で夜目が効く。結界により現代社会の下界と隔離された東村に住んでいたため、現代社会の知識がない。
家族思いで優しい性格だが、自分に殺気を飛ばしてくる相手には容赦がない。アサ曰く「ガチハンター」。
常に命を狙われ隔絶された村で育ったため、倫理観のバランスがずれている。また、下界に降りて現代社会の知識を教わる度にカルチャーショックを受けるが、大雑把な説明でもなんとなく納得するなど細かいことにこだわらない面もある。
使役する「ツガイ」は東村の守り神である左右様。
夜と昼を別つ子の夜の方であり、この世のあらゆるものをとじる事のできる「封」の力を行使できるが、まだ「封」の力を手に入れていない。
ユルという名前は、ユルの母の生まれ故郷である沖縄の言葉で「夜」を意味する。

アサ

ユルの双子の妹。右目に眼帯をつけている。東村にいた幼い頃、本丸の座敷牢に閉じ込められていたことから、暗闇に一人でいることが苦手である。10年前に両親に連れられ東村を逃げ出した後、影森家に保護されていた。
アサは極度のブラコンで、兄のユルのことが大好きであり、事あるごとにユルに「ぎゅってしていい?」と尋ねているが、そのほとんどはユルに拒否されている。
また、アサは一度死んでおり、黄泉平坂にいる「解」と契約することで生還し、「解」の力を手に入れている。

読み始めた時、なぜ「ヨル」じゃないんだろうと思っていた。沖縄の言葉と聞いて納得。
ユルの大雑把な説明で納得できる性格って、適応能力が高いというか、生きていく上で結構大事なことだよな。アサは登場の仕方はあれだったけど、どんどん可愛くなっている。

東村関係者

ユルが育った東村や東村に関わる下界(現代社会)の人達。

ミネ

ユルとアサの父親。ユルに狩りを教えた師でもある。『解』と『封』の力を狙う刺客に襲われた幼いユルに対し、「殺意を向けてくる者に対して躊躇しない」という考え方を教えた。
10年前にアサを連れてナギサと共に東村を脱出するが、ナギサの故郷の沖縄へ向かう飛行機の中で忽然と姿を消してしまう。

ナギサ

ユルとアサの母親。元は偶然東村へ迷い込んでしまった下界の人間であり、本名は“金城(きんじょう)ナギサ”。沖縄出身であり、沖縄の方言で『夜』を意味するユルの名を名付けた。
10年前にロウエイを脅して東村の結界の抜け方を聞き出し、アサを連れてミネと共に東村を脱出するが、自身の故郷の沖縄へ向かう飛行機の中で忽然と姿を消してしまう。

田寺リュウ(たでらりゅう)

通称デラ。東村から出たユルの保護者となった男性。村外育ちの人間で。番小者(つがいこもの)の役割を先代から受け継いでいる。ユルが東村を出るまでは、定期的に東村を訪れ、村人から薬草などを買い入れたり、下界の情報や物品を村人たちに渡したりしていた。刃物や拳銃の扱いに長け、飄々と敵対する者を始末していく。腕は良い。状況判断が早く機転が利き、逃げ足が速い。

段野はな(だんのはな)

先代から仕事を受け継ぎ、デラと組んで東村の番小者をしている。契約しているツガイは「前虎後狼」下界での雑用を任されているため、東村へ行ったことは一度もない。

田寺ケン(たでらけん)

田寺リュウの異母兄弟。母は既に亡くなっており、父の田寺ロウエイは行方不明。
一人で生きていくために強いツガイを手に入れようとして「手長足長」と契約してしまった。

ヤマハ

東村に住む老婆。村を束ねる存在。

キョウカ

ダンジの母の振りをしていたが、実際は「ザシキワラシ」を従えるツガイ使い。

ダンジ

東村に住む少年でユルの友人。第17話でイワンの襲撃をユルへ知らせに村を出たが、その際正体は『ザシキワラシ』の「男児」の化身と判明した。

 

 

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