漫画『鋼の錬金術師』(略称:ハガレン)の最終回の結末はどうなったの?

『鋼の錬金術師』(以下:ハガレン)はおそらく誰しもが一度は耳にしたことがある漫画だと思います。

ハガレンは、月刊少年ガンガンにて2001年から2010年まで連載されました。

累計発行部数は8000万部を超えており、これはSQUARE ENIX発行のコミックでは最高記録のこと。その偉大な記録からスゴさが伝わってきます。

作者は荒川弘先生です。荒川先生といえば、『銀の匙』など数々のヒット作を生み出している漫画界の巨匠として知られています。
2025年4月現在、月間少年ガンガンで『黄泉のツガイ』を絶賛連載中です。

ハガレンの影響力は凄まじく、国内のみならず国外でも根強い人気を誇っています。ハガレンは人生の教科書だ!という声まであるほどです。

今回はそんな国民的漫画『鋼の錬金術師』のあらすじや最終回、二つのアニメの違いまで詳しく解説していきます。

ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!

漫画『鋼の錬金術師』(略称:ハガレン)のあらすじは?どんな作品?

漫画『鋼の錬金術師』のあらすじやどんな作品なのかを軽く触れておきます。

ハガレンは、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックという二人の兄弟が、失われた体を取り戻すために冒険を繰り広げる姿を描いた作品です。

物語の始まりは、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックが母親を蘇らせるために禁断の錬金術である「人体錬成」を行ったことから始まります。

しかし、その試みは失敗し、二人の母親ではない「何か」を生み出してしまいました。

それどころか、エドワード・エルリックは右腕と左脚を、アルフォンス・エルリックは全身を失ってしまいます。

エドワード・エルリックは措置として機械の義肢(オートメイル)を使って右腕と左脚を補いました。さらに、史上最年少で国家錬金術師の資格を取得しました。

一方で、全身を失ったアルフォンス・エルリックは魂だけを鎧に定着させることに成功し、二人はそれぞれ新しい身体で生きていくことになりました。

エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックは対価として失った身体を取り返すために「賢者の石」と呼ばれる万能素材を探し旅に出ることになります。

この「賢者の石」を巡る戦いの中で、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックは国家の機密や深い陰謀に巻き込まれ、世界を揺るがすような問題に直面していきます。

ざっくり説明するとこんな感じです。

いわゆるダークファンタジーですね!

戦争、人間の欲望、倫理、生命の尊厳など、重く複雑なテーマを扱っており、心に響く作品となっています。

ネタバレ注意!!漫画『鋼の錬金術師』(略称:ハガレン)の最終回とその後は?

ハガレンの最終回ネバタレ

『鋼の錬金術師』の最終回がどうなったのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ハガレンの最終回は、あの激闘に決着がついて2年が経過したところで完結を迎えます。

2年後、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックはお世話になった人たちへ挨拶回りをしていました。

挨拶回りが終わり、アルフォンス・エルリックは「10もらったら自分の1を上乗せして11にして次の人へ渡す」という「等価交換」を否定する証明のために東周りの旅に出ます。

エドワード・エルリックも同じく知識を身につけるために西周りの旅に出ることになります。

そして、二人の東西の知識が持ち寄れば錬金術によって苦しんでる人々を助けられるかもしれないとのこと。

場面は移り変わり、エドワード・エルリックは旅立ちの前に、駅のベンチでウィンリィ・ロックベルと別れの前の最後の言葉を交わしていました。

旅に出るエドワード・エルリックへいろいろ注意や助言をしてくるウィンリィ・ロックベル。それとは対照的にどこか落ち着かない様子のエドワード・エルリック。

エドワード・エルリックはどこかはっきりしない様子のままウィンリィ・ロックベルと向き合い、「等価交換だ」と言い放ちます。

続けて、「俺の人生半分やるからお前の人生半分くれ!」と渾身のプロポーズをします。

「等価交換の法則」に倣った錬金術師らしいエドワード・エルリックの告白を受けて、ウィンリィ・ロックベルは少し呆れた表情を見せました。

ウィンリィ・ロックベルは、「バカね」と前置きしたあと、「半分どころか全部あげるわよ」と快諾しました。

二人は抱擁を交わした後、笑顔で別れ、そこで物語は完結しました。

この告白シーンはハガレンの名シーンのひとつであり、漫画史に残る告白シーンですね。

最終回はこれで終わりですが、実は作者公認のエピソードがあります。

その後のエピソード

限定版14巻の特典についているラフ画では、40代や80代になったエドワード・エルリックの姿が登場します。

作者のコメントによると、中年になったエドワード・エルリックは髪の毛の後退に危機を抱くそうです。

そして、東の島国(日本ですかね?)にある「WAKAME」と「KONBU」を求めて旅に出発する構想があるみたいです。

そんな話があったら、ぜひ読んでみたいですね!笑。

漫画『鋼の錬金術師』(略称:ハガレン)には2つのアニメがあるけど違いは何なの?

ハガレンを知らない人からすると、困惑するかもしれませんが、ハガレンには2つのアニメが存在します。

わかりやすく言うと、ハンターハンターと似たような感じです。

2003年版の『鋼の錬金術師』と2009年版の『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』の違いは大きく異なります。

まず、2003年版の『鋼の錬金術師』は連載初期からの放送ということもあり、オリジナルストーリーになっております。

設定や年齢、ストーリーも原作とは変わっています。後半部分は完全にオリジナルです。

原作よりもさらにダークでビターなドラマであり、救いがない展開が続きます。

人を選ぶ作品ではありますが、その評価は高くオリジナル要素が強いにもかかわらず、数々の賞を受賞しています。

また、オープニングも好評で「メリッサ」は今もカラオケのランキングで見かけることが多いですよね。

他方で、2009年版の『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』は1話を除けばほぼ原作に沿った作品です。

基本は原作に沿ってはいますが、「なるべく視聴者がわかりやすく」をコンセプトにしている部分もあるんだとか。

こちらは原作準拠ということもあり、前者をも超える人気を誇り、今もなお語り継がれる作品となっております。

そして、こちらもオープニング曲が人気で「again」はかなり有名ですよね。

初めての方におすすめしたいのは2009年版の『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』です。

こういうのは、たいてい古いほうから見るべきなのですが、ハガレンに関しては原作に沿っている新しいほうから見たほうがいいと思っております。

そのうえで、2003年版を見てみるときっと満足できるだろうというのが私の意見です。

漫画『鋼の錬金術師』(略称:ハガレン)には実写化もあるの?

ハガレンには実写化映画が存在します。

3作品構成となっており、3作目で完結となっています。

どういう作品なのか端的に言うと「鋼の錬金術師ではない別のなにか」という表現が正しいと言えるでしょう。

オリジナルストーリーとして見れば楽しいと思います。しかしながら、『鋼の錬金術師』として見るとガックリすると思います。

見る人によってここまで評価が変わる作品は中々ありませんが、好きな俳優さんが出演しているのであれば、ぜひ見て見るといいかもしれません。

 

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