漫画「出禁のモグラ」は、2021年4月8日19号から講談社の漫画雑誌「モーニング」にて連載が始まり、現在も絶賛連載中です。
2025年7月にはアニメ化が決定し、先の作品である「鬼灯の冷徹」に続く人気が伺えます。
漫画「出禁のモグラ」の作者の江口夏美さんってどんな人?
漫画「出禁のモグラ」を描く漫画家・江口夏美さんは、元会社員の経歴を持つ、異色の漫画家さんです。
尊敬する漫画家は、水木しげるさんと岡田あ~みんさんとの事。
作風を見ると、なんとなく納得です。(両先生がわかる人は、素敵なお年頃?)
2009年に「非日常的な何気ない話」で第57回ちばてつや賞一般部門佳作を受賞し、同年には地獄の閻魔大王を補佐する鬼神の鬼灯を主人公にした「地獄の沙汰とあれやこれ」が週刊誌の「モーニング」に掲載されました。
今までに無い地獄をテーマにした漫画と、独特の面白さがあり、どんな相手も臆することもなく、マイペースにしれっと応対する鬼灯の活躍が人気を博しました。
好評により「鬼灯の冷徹」とタイトルを改め、2011年3月から2020年6号まで連載(コミックス全31巻)され、2021年に「第52回星雲賞コミック部門」を受賞です!すごい。
その独特とした作風と表現力は、江口夏美さんのアルバイト時代や会社勤めをしていた社会人時代などの経験が活かされており、他に類を見ない独自性のあるシュールなギャグで笑わせてくれます。
絵柄は水木しげるさん、シュールなギャグは岡田あ~みんさんを感じさせますね。
独特でおどろおどろしくも、今なお皆を惹きつける水木しげる先生。
理不尽不条理ギャグの天才、岡田あ~みんさん。
このお二方から影響を受けているなんて、クセ強、ありすぎじゃん。
そして、次作となる漫画「出禁のモグラ」も、同じくシュールでコミカルに日常を舞台とした怪奇譚となっています。
江口夏美さんは、新たなる時代の怪奇譚コメディ漫画家とも言えるでしょう!
漫画「出禁のモグラ」 最新刊は第8巻!その見どころは?
まずは、漫画「出禁のモグラ」のあらすじを、軽く紹介します。
陰キャ男子の大学生の真木 栗顕(まぎ くりあき)と桐原 八重子(きりはら やえこ)は、ある日、飲み会の帰りに頭に広辞苑がぶつかり出血している男と出会います。
その不幸な男の名前はモグラ-百暗 桃弓木(もぐら ももゆき)-といい、真木(まぎ)と八重子(やえこ)が救急車を呼ぼうとするも、金がないから無理だと、病院はいらんと、その場から慌てて逃げ出してしまうモグラ。
そんな衝撃的な出逢いを果たしたモグラは、自称仙人で、あの世から出禁をくらっているので死ねないと、奇妙なことを告げます。
そして、いつのまにか奇々怪々な非日常に巻き込まれてしまう事になる真木(まぎ)と八重子(やえこ)――と、こんな感じで物語が進んでいきます。
で、漫画「出禁のモグラ」最新刊8巻です!!
夏祭りにて、煙管から紫煙を揺らせている狐面の男と対決するモグラのお話です。
何処かで見た事がある、奇妙な出で立ちの狐面の男と、どっちが先に出店の品物を売りさばくのかと、奇妙な対決をする事となります。
はたしてモグラは狐面の男よりも品物を売りさばくことが出来るのか?
どちらがしたたかで、相手を騙すことが出来るのか!狐とモグラの化かし合いです。
ただ品物を正攻法で売っては勝ち目がないと知っているモグラ。
一般人には売れないだろうとする品です。一体、どうやって売りさばくのか?!
相手を騙すことはなく、真っ当な方法で売りさばいていくモグラの知恵の凄さに注目!!
詳しく知りたい方は、ぜひ漫画「出禁のモグラ」見てください!
また、今回のお話で狐顔の幼女の銭(ぜぜ)が、新たな仲間として登場するのも注目です。
妖術を使うメガネのみつあみ少女銭(ぜぜ)。どんな活躍をしてくれるのでしょか?期待大です。
そして!狐面の男は!いったい何者なのか?!
前作の「鬼灯の冷酷」を読んでいる読者なら、わかるかもしれません。思わず唸ってしまう内容となっています。
最新刊の8巻はそれだけで済むはずもなく、箸休め的?な話で真木栗顕(まぎくり・あき)もゼミの学祭出店勝負に巻き込まれてしまれたり、シリアスな内容となる犬飼詩魚(いぬかいしお)に取り憑こうとする謎の悪霊が出てきたりなど、盛りだくさんで楽しめます!
漫画「出禁のモグラ」アニメ化決定!!最新刊8巻には特典?
「出禁のモグラ」のアニメ化が決定しました!7月に放送開始です!
モグラ役に中村悠一(なかむらゆういち)さんが決まり、ディザービジュアルやPVも解禁でアニメ化は着々と進んでいます。
「鬼灯の冷徹」がおもしろかったので、期待大でワクワクします。待ち遠しい。
監督は「私がモテてどうすんだ」「デュエル・マスターズ!!シリーズ」などを手がけた、石踊宏(いしおどり ひろし)さんです。
シリーズ構成は「不滅のあなたへ」「逃走中 グレートミッション」のシリーズ構成を手がけた藤田伸三(ふじた・しんぞう)氏です。
アニメーション制作は「ブレインズ・ベース」と、過去に「デュエル・マスターズシリーズ」「ゴールデンカムイ(第4期)」の制作を手がけた実績があり、より深い「出禁のモグラ」の世界を描いてくれることでしょう。
アニメだからこそに出来る、漫画の「出禁のモグラ」では表現できなかった「動き」でキャラの魅力を底上し、世界観のリアリズムの追求や、物語の違う角度からの見方など期待大ですね!
そして、アニメ化発表後すぐの2024年11月21日(木)に、漫画「出禁のモグラ」の最新刊8巻が発売されました。
しかも、アニメ化を記念して、8巻の特装版には特典でフルカラーのポストカードブック(第弐弾)がついています。
また、アニメイトで購入すると、夏実堂謹製はがき箋24枚綴りと、夏実の可愛い限定イラストカードが付いてきます。お得ですよね。
さらに、2025年4月23日に9巻の発売が予定されており、その際に特典を期待してしまいます。安直かしら?
漫画「出禁のモグラ」と「鬼灯の冷徹」は繋がっている?
先程も少し触れましたが、ネタバレ気味になるので、気になる方は読み飛ばして下さいね。
さて第7巻にて登場した狐面の男ですが、「鬼灯の冷徹」に出てきたとされる野干(やかん:妖狐に分類される妖獣)の檎(ゴン)の可能性が高いです。
檎(ゴン)といえば、妲己(だっき)の店で客引きをする狐の妖怪であり、落ちこぼれの野干(やかん)で、まともに働くことを嫌う典型的なダメ男。
檎(ごん)は、決して誰かの後ろに付くだけの虚勢を張るだけの小者ではなく、優れた化かしの術を心得ており、野干(やかん)の才能をフル活用するしたたかな狐でもあります。
狐面の男は、漫画「出禁のモグラ」で、人間の事を見下し人間相手にオカルト的な詐欺などを行っており、鬼灯の様な規格外の存在相手には弱いが、人間相手にはかなり厄介な存在として描かれています。
そして、漫画「出禁のモグラ」では狐面をつけているものの、帽子や羽織、着物が檎(ゴン)と同じで妖術も使っています。
しかも「ギャンブルに目がない借金持ち」や「人間の間でも有名な狐の大物の部下」など、檎(ゴン)を思わせるエピソードがちらほら。
檎(ゴン)で決まりでしょう(笑)
漫画「出禁のモグラ」と「鬼灯の冷徹」は、繋がっています。(言い切れ!)
最新刊8巻では、狐面の男がモグラと対決し、勝負の果てに狐の幼女の銭(ぜぜ)がモグラの仲間となりました。
狐面の男とが檎(ゴン)であるならば、今後も「鬼灯の冷酷」つながりで他のキャラも登場するのではと期待してしまいます。
そして、動物関係の登場が可能性高いと予想です。
何せ、漫画「出禁のモグラ」には動物の登場の割合が多いですもの。
もしかすれば芥子(からし)の登場もあり得るかもしれませんね。
出て欲しい、芥子(からし)。かわいくてエグくて好きなんです。
もしくはシロ!シロもいいですよね。
神獣のくせしてナチュラル無礼なアホの子。。。失礼。
と、いろいろ想像してしまいます。
今後の漫画「出禁のモグラ」は目が離せないかも。
より注意深くチェックです!
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